2006年12月24日 17:48
緊急地震速報
地震の初期微動をとらえ、大きな揺れを直前に知らせる「緊急地震速報」を、気象庁の検討会は22日、国民への情報提供の開始時期を当初より約半年遅い来年秋ごろまで先送りする方針を固めた。
緊急地震速報は、地震発生直後に伝わる初期微動をキャッチし、このデータから大きな揺れをもたらす主要動の震度を推定する仕組み。予知ではないが、大きな揺れの数秒から十数秒前に速報されるため、被害防止に役立つと期待されている。
しかし、9月のアンケート調査では、「名前だけ知っている」が全体の56%に達したものの、「内容まで知っている」はわずか12%。通常の地震速報がさらに早くなると勘違いしている人もおり、一般向けの提供は来年8月以降に先送りされた。
理解不足のまま本格運用が始まった場合、さまざまな混乱が予想される。デパートや競技場などの集客施設では、客が一斉に出口に殺到する恐れがある。道路では、ラジオなどで速報を聞いた人が車を急停止させ、追突事故の可能性が高い。
避難の余裕なし
緊急地震速報が発表されたら、地震発生時の心得と基本的に同じだ。速報から大きな揺れが来るまでの時間は、わずか数秒から十数秒程度。屋外へ避難する余裕はほとんどなく、身の回りの安全確保が最優先になる。
地震災害から命を守るためには建物の耐震化と家具の固定などの家屋内の安全対策が急務である。









