2020年11月21日 01:13
外装劣化診断
こんにちは、本日担当します、横浜支店の村橋です。
昨日今日は特に暖かく、暑いくらいでしたね、コロナもなかなか終わりは見えませんが、
体調には十分注意して、お過ごしください。
本日は、先日行きました築15年のお家の外装劣化診断のご報告をいたします。
屋根はスレート瓦と呼ばれます、厚さ4.5mmのセメント85%、木質繊維15%を混合圧縮整形してつくられ
表面に樹脂系の塗料が施され屋根として防水性を果たしています。
しかし、経過年数と共に紫外線により塗膜も劣化し、防水性能が低下し、保湿しやすくなると、藻類やカビ類の
繁殖も発生し、新築時の色からは退色、藻類の発生などで緑っぽく変色してきています。
防水性の低下より、保湿と乾燥を繰り返す事で、基材強度が低下し、反り浮き割れなどの傷みもおこりやすく
なります。
このような状況は、放置せず、高圧洗浄で洗浄後、下処理剤塗布、その上から塗装を行い、防水性を蘇生するメンテナンス
が必要です。
外壁材は、窯業系サイディングボードと呼ばれます、同じくセメント80%、木質繊維20%でできている、材料です。
ジョイント部は、シーリングというクッションの役目もはたす充填剤が施されていますが、こちらも紫外線により
可塑剤と呼ばれます添加剤が気化し、弾力性が低下し、表面も粉状に劣化しまた
弾性低下により、建物の挙動により、シーリング材がひび割れ、隙間が空いています。
雨水進入により構造木材の腐朽劣化や、外壁材の断面より保湿と乾燥を繰り返す事で反り浮き
割れの傷みの原因ともなり得ます。
古くなったシーリング材は、撤去し、新しく打ちかえるメンテナンスと、外壁塗装が必要です。
お家を永く良い状態でお住まい頂くためには、定期的な点検とメンテナンスが必要です、
皆さまのお家大丈夫でしょうか?